占い:タロットとは? 〜あなたの判断に示唆を与える古典的カード占法。

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タロットカードって何?

最も占いらしい占いの代表というと、タロットが思い浮かぶと思います。
薄暗い部屋、あるいは路地裏、あるいはジプシーのテントの中で、ベールで顔を隠した占い師さんが、テーブルの上でタロットをシャッフルし、並べる。
そんなイメージは、誰しも思い浮かべることが出来ると思います。

このタロットという占いは、物事に示唆を得る「占い」という目的に最も適した、技法の一つです。一般的には、15世紀イタリアやフランス、オーストリアといった国々で利用されたトランプのパックがベースになっています。それが、18世紀頃になると、よりスピリチュアルな目的のために再開発され、タロットカードリーディングの発達とともに、占いに利用されるようになりました。

※参照:Wikipedia

タロットカードの構成は、78枚1組が一般的で、その内訳は1から10までの数札、4枚の人物札をスートとした、4スート56枚の小アルカナと、寓意画が書かれた22枚の大アルカナに分けられます。日本では、大アルカナの認知度がフィクションなどを通じて高いことから、一般的にタロットというと大アルカナを指すことが多いのが特徴です。では小アルカナは何かというと、それは普通に皆さんが日常的に親しむトランプと同じ構成だと理解してください(正確にはそれぞれ1枚多いのですが)。つまりは、トランプとして使うことも可能です。

タロットとしてスタンダードなのは「マルセイユ版」とよばれるもので、おそらくゲーム用に作られ普及したものであろうと言われています。その他にも「ウェイト版」という小アルカナ全てに絵を付け加えたものも存在します。

カードの種類について

トランプにない特徴として大アルカナというのがあると先ほど述べましたが、それは以下の通りになります。みなさんも、フィクション等を通じてどこかでみたことがあるカード名があると感じるんじゃないかと思います。

0 愚者 I 魔術師 II 女教皇 III 女帝 IV 皇帝 V 教皇 VI 恋人 VII 戦車 VIII 正義 IX 隠者 X 運命の輪 XI 力 XII 吊された男 XIII 死神 XIV 節制 XV 悪魔 XVI 塔 XVII 星 XVIII 月 XIX 太陽 XX 審判 XXI 世界

これらは、それぞれに意味があり、占い師は占法に従ってこのカードから意味を読み取ることで、診断内容の示唆を導き出していきます。

占い方

最も最小かつ基本的な読み方を説明しましょう。それは1枚引きと呼ぶやり方で、占いたい内容を考えながら、シャッフルした大アルカナの山からカードを一枚引いて、それを縦に置いて捲るのです。
すると、そのカードが、正位置か逆位置かのどちらかになるかと思います。このカードが正しい位置か、逆の位置かで、カードは意味を変えるのです。
例えば、魔術師のカードを引いたとしましょう。正逆で意味は下記のとおりになります。

【正位置の意味】
可能性、機会、起源、才能、チャンス、感覚、創造。
【逆位置の意味】
スランプ、裏切り、混迷、無気力、空回り、消極性、バイオリズム低下。

占い師は、これらカードの正逆のすべての意味や絵柄の示唆する所を理解した上で、スプレッドと呼ばれる、複数のカードを配置して捲る占いを行います。
スプレットは、たとえば、特定の位置のカードは過去を、あるカードは未来を、あるカードはあなたを助ける人を、といったようにルールを決めてカードを配置し、捲る、というやり方です。

これによって、カードの結果から占いたい内容の示唆を、より具体的に得ることが出来るのです。

タロットカードと占い師

以上のような話を聞いた限りでは、タロットカードとは運任せのおみくじのようなものに感じるかも知れません。しかし、このタロットカードの最大の特徴は、それを行う占い師がおり、その人が解釈し、物事の示唆を導き出すところにあります。

タロット占いをする時、あなたの目の前にはタロット占いをしてくれる占い師さんが必ずいます。その占い師というのは、実績のある方であれば──今までに何人もの人に出会って話を聞き、人間の性質を感覚的に熟知し、また示唆に富んだ言葉を発することが出来る、相談のスペシャリストであるはずです。彼ら、彼女たちの手にこのタロットカードがあるとき、その絵柄から読み解かれる答えは、診断者に対して適切な示唆を含んだものとなり、ほんとうに特別な意味を持ちます。

このとき、タロットリーディングというのは真の力を発揮しています。

長い年月、対面鑑定でタロットリーディングをやっている、という占い師さんがいたら、是非占ってもらうことをおすすめします。かなり的を得た診断をしてくれると思いますよ。

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